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知床観光船事故

2022年4月23日、知床半島沖で観光船が沈没。乗客乗員計26人のうち20人が死亡、6人が行方不明に。

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国交省、小型観光船など船舶版ドラレコ義務化へ 知床観光船沈没受け

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北海道・知床半島沖の観光船沈没事故を受けた対策検討委員会の第7回会合=東京都千代田区で2022年9月28日午後2時ごろ、木下翔太郎撮影
北海道・知床半島沖の観光船沈没事故を受けた対策検討委員会の第7回会合=東京都千代田区で2022年9月28日午後2時ごろ、木下翔太郎撮影

 北海道・知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没した事故で、国土交通省は航行中の映像や音声を記録できる「船舶版ドライブレコーダー(ドラレコ)」の設置を、小型観光船などの事業者に義務付ける方針を固めた。船舶や乗員の様子を記録しておき、重大な事故が発生した場合の実態解明や、事業者の安全教育などに活用するためとしている。

 国交省は28日に開催された事故対策検討委員会の第7回会合でこの方針について説明し、おおむね了承された。ドラレコのような装置はカズワンには設置されていなかったとみられる。乗員乗客計26人のうち19人が死亡、7人が行方不明という状況で証言も得られず、乗客の家族らからも再発防止の観点などからドラレコの設置を求める意見が出ていたという。

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【知床観光船事故】

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