宿敵との7連敗阻止へ アメフト・立命大は強いヒョウになれるか

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関西学生1部リーグの甲南大戦のハーフタイムに、他の選手と話す立命大の坪倉拓未主将(中央)=神戸市の王子スタジアムで2022年9月18日午後1時24分、吉見裕都撮影
関西学生1部リーグの甲南大戦のハーフタイムに、他の選手と話す立命大の坪倉拓未主将(中央)=神戸市の王子スタジアムで2022年9月18日午後1時24分、吉見裕都撮影

 アメリカンフットボールで立命館大は過去6年間、大学日本一を決める「甲子園ボウル」の出場権を懸けた試合ですべて、ライバルの関西学院大に敗れている。新監督の下で7年ぶりの甲子園ボウルを目指す今季、チーム名の「パンサーズ」(ヒョウ)のような強い立命大の復活はなるか。

 9月18日、神戸市の王子スタジアム。関西学生リーグ1部の秋季リーグ第2節で立命大は甲南大に69―14で大勝し、藤田直孝監督は「ムードは変わりつつある」とホッとした表情を浮かべた。

 初戦の京大戦は28―14で勝ったものの、攻撃でミスが相次ぎ、第3クオーターまで14―14の同点と苦しんだ。甲南大戦は10タッチダウン(TD)と的確な攻撃で修正の跡を見ることができたからだ。

 立命大は2002年から甲子園ボウルを3連覇するなど黄金期を迎え、圧巻のラン攻撃を誇った15年には8回目の頂点に立ったが、それを最後に甲子園ボウルに出場できていない。16年以降の6年間で、関西リーグでは関学大に2勝しているが、西日本代表決定戦など「勝てば甲子園」という試合では関学大に6戦全敗。関学大はこの間、5度の大学日本一に輝いている。

 1994年に立命大が甲子園ボウルで初優勝した時のメンバーで、コーチから昇格した藤田監督は「偶然にしては勝てなさすぎている。…

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