点字毎日 特集 福祉用具の値上げを巡って 拡大読書器、音声読み上げ機器、点字プリンター、時計、白杖…

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 食料品や光熱費などさまざまな値上げが相次いでいる。視覚障害者に関係する福祉用具の価格も上昇している。日常生活用具や補装具を巡る状況を報告する。

 ■数万円にも■

 「日本ライトハウス情報文化センター」(日ラ情文)のサービス部(大阪市西区)で取り扱う福祉用具では、拡大読書器や音声時計などの値段が改定されたものがある。例えば、据え置き型の拡大読書器「メーリンHD」も「アクロバットHD」も19万8000円が25万円に変更された。音声置き時計「パルデジットボイスⅡ」は、6000円から7700円という状況だ。日ラ情文サービス部長の林田茂さんによると、日常生活用具の申請は数年おきということもあり、視覚障害者から目立った反響はまだないという。「価格が上がったことで、選択の幅が狭まる人もいると思うのでなんとかしないと」と話す。

 音声読み上げ機器や拡大読書器などを扱う「アメディア」(東京都練馬区)も9月に製品の値上げに踏み切った。音声・拡大読書器「快速よむべえ拡大モデル」が、22万8000円から26万円に、「快速よむべえ一体モデル」も19万8000円から22万8000円になった。副社長の望月剛(つよし)さんは「値段が上がったことを知らず、これまで通りと思って申請して自己負担額がかなり増えて驚く人もいるのでは」と懸念する。

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