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ごっちゃん、どすこい、仕切り直し…生活に息づく相撲用語の世界

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大相撲秋場所で「うっちゃり」を決めた若元春(右)。日常生活で角界用語が使われるケースは多い=東京・両国国技館で2022年9月13日、三浦研吾撮影
大相撲秋場所で「うっちゃり」を決めた若元春(右)。日常生活で角界用語が使われるケースは多い=東京・両国国技館で2022年9月13日、三浦研吾撮影

 寄り立てられ俵に足をかけ、体をそらせながら体勢を入れ替えて相手を投げるのが「うっちゃり」。力士の体が大きくなってくるとともになかなかお目にかからなくなってきた技で、昨今は「土壇場で形勢が逆転する」という一般的な使われ方のほうが目につく。幕内では1年に1番見られればいいほうだ。

 その大技を幕内の若元春が9月場所で初日に続いて3日目にも披露、4日目に宇良がみせた幕内では20年ぶりの「伝えぞり」の珍技とともに大喝采を浴びた。

肩すかし、うっちゃりは相撲の決まり手

 大相撲は歌舞伎などとともに、江戸時代から続く娯楽で一般語に転用された用語は少なくない。歌舞伎からでは「十八番」「千両役者」「どんでん返し」「二枚目」「三枚目」「黒衣(くろご)」などたくさんあるが、角界から借用したのではと思われる用語も多い。

 若元春が久々に見せた「うっちゃり」の他にも…

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