井戸水で透析 台風15号で断水、静岡のクリニック 近隣にも水提供

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敷地内の井戸から水をくみ上げる杉山寿一院長=静岡市清水区の杉山クリニックで2022年9月29日、五十嵐和大撮影
敷地内の井戸から水をくみ上げる杉山寿一院長=静岡市清水区の杉山クリニックで2022年9月29日、五十嵐和大撮影

 台風15号に伴う静岡市清水区での大規模断水は、市民の暮らしを支える医療機関や福祉施設を直撃した。清水区七ツ新屋の「杉山クリニック」は、敷地内でくみ上げた井戸水を使って腎不全患者たちへの人工透析を継続している。透析には大量の水が必要で、杉山寿一院長(72)は普段通りの医療を提供できることに胸をなで下ろしながらも「大規模災害への備えをもっと真剣に考えなければ」と話した。【五十嵐和大】

 患者1人に1回透析を行う際、約240リットルの水が必要になるという。今回の台風でクリニックが断水したのは日曜の休診日だった25日夕方。受水槽に残った水で翌26日まで通常診療を続け、27日からは井戸水を蒸留して不純物を取り除くことで透析を続けている。

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