コロナ・戦争・フェイク・災害報道を議論 マスコミ倫理懇談会

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
記念講演する東京大大学院情報学環の渡邉英徳教授(右)=盛岡市で29日、川上晃弘撮影
記念講演する東京大大学院情報学環の渡邉英徳教授(右)=盛岡市で29日、川上晃弘撮影

 新聞社、放送局などでつくる「マスコミ倫理懇談会」の第64回全国大会が29、30の両日、盛岡市で開かれた。マスメディアで働く人や研究者が全国から参加し「『コロナ』『戦争』『フェイク』『災害』私たちは立ち向かっているか」をテーマに議論した。

 初めて設けられたジェンダー分科会では、男女格差の解消などについて、メディアの取り組みを話し合った。東日本大震災の分科会では、発生11年の報道で見えた課題や今後の災害報道の在り方を議論した。このほか、原発事故、実名報道、新型コロナウイルス報道、インターネット関連問題、広告についての分科会が開かれた。

 記念講演では、渡邉英徳・東京大大学院教授が地元紙と協力して戦争体験者の証言や東日本大震災の犠牲者の行動を地図に示してウェブで公開するなど、デジタルアーカイブの取り組みを話した。

この記事は有料記事です。

残り845文字(全文1203文字)

あわせて読みたい

ニュース特集