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辻翔子(つじ・しょうこ)さん(34)
世界中で6万5000人を超える選手を支える国際プロサッカー選手会(FIFPRO)で、ただ一人の日本人として働く。本部のあるオランダを拠点に各地を飛び回る。
選手が抱える問題は給与未払いや引退後のセカンドキャリアなど多岐にわたる。スタジアムでの人種差別は今も根絶されず、最近はパワハラやセクハラ、メンタルヘルスへの関心も高い。「私たちが取り組む問題は、海外に住んでいると選手じゃなくても経験するもの。私自身も興味がある」と高い問題意識を持って選手に寄り添う。
幼少期をアムステルダムで過ごしてサッカー文化に触れ、帰国後はJリーグの横浜マリノスを応援するように。スペインや南米の選手と話したいという思いから、小学生の頃にスペイン語の勉強を始めた。早大卒業後にスペイン留学してからは海外一筋。マドリードの大学院を経て、バルセロナでサッカー中継の制作などを手がけるスポーツ関連企業に就職。その後は国際サッカー連盟(FIFA)が運営する大学院「FIFAマスター」も修…
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