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優勝への絶対条件だった白星を逆転でもぎ取り、球場の大型ビジョンでソフトバンクの試合を見守る。2分後、最後の最後まで優勝を争ったライバルの敗戦が決まると、オリックスの選手たちはベンチ前から駆け出してマウンドで抱き合った。
最後まで諦めない。オリックスの今季の戦い方を象徴するような試合展開だった。
わずかに可能性が残された優勝を実現させるにはまず勝つしかない。そんな試合で2点を先制されたが、選手たちの心は強かった。五回無死満塁から1点を返し、続く福田周平は外角の149キロを捉えて逆転の適時打。塁上で何度も両手をたたき、仲間を鼓舞した。
今季は序盤から苦しい戦いだったが、驚異的な粘りと追い上げが光った。昨季も混戦の終盤、先にロッテに優勝マジックナンバーが点灯する中で頂点をつかんだ。経験が生かされたのか、選手たちに焦りはなかった。
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