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国費75億円「大阪ワクチン」断念 話題先行、準備に穴

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 大阪大発の製薬ベンチャー「アンジェス」(大阪府茨木市)が、新型コロナウイルスワクチンの開発を中止した。いち早く開発に名乗りを上げたところに、吉村洋文・大阪府知事らの「前のめり」とも取れる言動が重なり「大阪ワクチン」への期待が高まった。同社の株価は急騰。巨額の補助金も投入され、常に話題が先行したあげくの撤退となった。では、どこでつまずいたのか。開発のキーマンらに迫った。【田畠広景、菅沼舞、矢澤秀範、石川将来】

 「ワクチンの量、接種方法、接種期間という基本的な検討が十分できていなかった。そういう意味で準備不足は否定できない」。アンジェス創業者で現在はメディカルアドバイザーを務める森下竜一・大阪大寄付講座教授は毎日新聞の取材に対し、ワクチンの開発断念について経緯を語った。

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