150年ぶり再興 国家安寧祈る「太元帥大法」 京都・醍醐寺

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太元帥大法を務めるため、三宝院の本堂へ進む真言宗醍醐派の僧侶たち=京都市伏見区で2022年10月3日午後2時2分、南陽子撮影
太元帥大法を務めるため、三宝院の本堂へ進む真言宗醍醐派の僧侶たち=京都市伏見区で2022年10月3日午後2時2分、南陽子撮影

 醍醐寺(京都市伏見区)の別院、三宝院(さんぼういん)(真言宗醍醐派大本山)で3日、国家安寧を祈る「太元帥(たいげん)大法(だいほう)」が始まった。平安時代から営まれてきた真言密教の修法で、明治初めの1871年を最後に途絶えていたのを、醍醐寺では約150年ぶりに再興した。

 普段は弥勒菩薩(みろくぼさつ)座像を安置している三宝院本堂に、怒りの表情の太元帥明王(たいげんすいみょうおう)像の仏画など6幅を掛け、9日まで営む。天皇の健康安全や国家鎮護を祈…

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