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運賃を平均15・4%、通学定期代は64・7%引き下げます――。千葉県北部で北総線を運行する「北総鉄道」(本社・同県鎌ケ谷市)が10月から、大胆な値下げに踏み切った。同社の運賃は「日本一高い」とも揶揄(やゆ)され、値下げを求める沿線住民の訴訟にまで発展したこともある。だが、同社は開業以来40年以上、本格的な値下げをすることはなかった。新型コロナウイルス感染症による利用者の減少や原材料価格の高騰という逆風の中、住民の長年の「悲願」はなぜ実現したのだろうか。【中村宰和】
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