じわり広がる「こん棒」人気 競技も誕生 仕掛け人の秘めた思い

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2月に大阪市で開かれた展覧会に並んださまざまな形のこん棒=全日本棍棒協会提供
2月に大阪市で開かれた展覧会に並んださまざまな形のこん棒=全日本棍棒協会提供

 令和の世で、原始的なあの道具が、じわり人気なのだという。山から切り出した木を削った「こん棒」。都会の展覧会では若い女性が大声を上げて振りかざし、インテリアグッズとして売れていく。世界初?の競技大会まで開かれるという。仕掛け人は、大阪から奈良の山里へ引っ越した一人の青年だ。聞くと、木の棒にさまざまな思いを込めたようで。

 奈良県宇陀市の農林業、東祥平(あづましょうへい)さん(31)。大阪府富田林市出身で、関西大在学中に魅了された農業で生計を立てようと、2015年に奈良へ移住した。こん棒にはまったきっかけは21年、山林整備の仕事を手伝い、直径約10センチの木の切れ端を持ち帰ったことだった。

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