通報や相談、音声をAIで文字化し記録 119番や児童虐待対応 東大阪

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AIで音声が文字化されたパソコン上の画面=東大阪市で2022年10月5日午後2時44分、玉木達也撮影
AIで音声が文字化されたパソコン上の画面=東大阪市で2022年10月5日午後2時44分、玉木達也撮影

 東大阪市は電話での相談や通報内容を人工知能(AI)により、パソコン上で文字化するシステムの実証実験に取り組む。20日から来年3月まで、子ども見守り相談センターへの電話相談や消防局への119番などの一部を対象に実施する。

 実証実験を通じて職員の業務を効率化し、深刻な虐待問題や命に関わる救急案件に即座に対応できる仕組み作りにつなげていきたい考えだ。

 市によると、児童相談件数は2017年度が3068件に対し、21年度は4244件に上った。特に虐待相談が年々増え関係機関との連携、情報共有がより重要になっている。しかし、相談内容を記録するのには多くの時間が必要で、現場の負担につながっている。

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