Biz 九州・山口経済 ジェンダー意識の変化 両性ファッション加速 企業が多様性配慮アピール /福岡

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 ジュン(JUN)の新ブランド「M TO R(ムウ ト アール)」のブラウス。腕回りにゆとりを持たせた男性向けの大きなサイズも用意
 ジュン(JUN)の新ブランド「M TO R(ムウ ト アール)」のブラウス。腕回りにゆとりを持たせた男性向けの大きなサイズも用意

宝飾品や化粧品も

 衣類や化粧品、宝飾品も男女を問わず――。性別ごとの製品デザインを、両性ともに使える仕様にシフトする動きが、ファッション関連業界で加速している。

 女らしさ、男らしさという伝統的なジェンダー意識の変化が背景。多様性配慮をアピールし、イメージ向上を図りたい業界の思惑もありそうだ。

 老舗アパレルのジュン(JUN、東京)は8月、性差を超える“ジェンダーレス”がテーマの新ブランド「M TO R(ムウ ト アール)」の展開を始めた。例えば、腕回りにゆとりを持たせたブラウスは女性が着る場合が多いが、男性向けの大きなサイズも用意した。逆に、武骨なデザインのデニムパンツは、小柄な女性がはけるように小さなタイプもそろえた。担当の目木葉月(めきはづき)さんは「単に中性的な作りにならないように心がけている」と説明。男女双…

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