ひきこもり→こもりびと 「人に疲れること、誰にでも」条例に反響

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イメージ写真=ゲッティ
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 就学や就労など社会参加を避けて家に閉じこもる「ひきこもり」への支援について、神奈川県内の自治体が充実を図っている。ひきこもりが若年層の不登校だけでなく、仕事や病気でつまずいた中高年にも広がり、それぞれ異なる事情を抱える。当事者と社会との接点をつなぐための取り組みを進めている。【岡正勝】

 ひきこもりを「こもりびと」と独自に呼んでいる大和市で9月下旬、全国的にも珍しい支援条例が制定、施行された。市民の理解を深め、当事者や家族が孤立しないよう支援を充実するのが狙いだ。

 「我々の存在を知ってもらえてありがたい」。10月1日、大和市が開いた当事者らが交流、意見交換するイベント「こもりびとの居場所」に参加した7人は、新条例を歓迎した。

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