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料理のプロの二人が隔週で交互に登場し、共通テーマに沿って自慢のレシピと調理のポイントを説明します。

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笠原将弘さんのレシピ サツマイモと秋ザケの炊き込みご飯

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サツマイモと秋ザケの炊き込みごはん=尾籠章裕撮影
サツマイモと秋ザケの炊き込みごはん=尾籠章裕撮影

今回のテーマ=秋の味覚を食卓に

魚は最後に加える派です

 タサンさんは栗を使ったスイーツでしたね。僕は秋の味覚をぜいたくにも二つ使って、炊き込みご飯を作ります。炊いたサツマイモの濃厚な甘みと、サケと塩昆布の塩味は相性抜群! 炊飯器で簡単にできますよ。

 サツマイモは角切りにします。水にさらすことで色もきれいに仕上がります。皮付きのままで大丈夫。米や塩昆布、調味料と一緒に炊きます。

 サケは塩をふって焼き、皮と小骨を取ってほぐしておきます。米と一緒に炊き込む方法もありますが、僕は魚は別に焼いて、炊き上がったご飯に「最後に加える派」です。生の魚を一緒に炊くとにおいが気になるし、身もパサついてしまうので。

 「土鍋で作る炊き込みご飯に挑戦したい」という方のために、土鍋での火加減を簡単にお伝えしておきますね。最初は強火で、沸騰したら中火にして5分、それから弱火にしてさらに15分。ここで火を消します。ずっとフタはしたままでお願いします。ほぐしたサケを上にちらし再度フタをし、5分ほど蒸らすのは炊飯器と同じです。

 茶わんによそい、小口切りにしたミツバをちらせば完成です。秋を存分に召し上がれ。

材料

(作りやすい量)

生ザケ切り身 1切れ

サツマイモ 中1本(200グラム)

ミツバ 3本

米 2合

塩昆布 10グラム

塩 少々

A

水 340㏄

酒 大さじ2

薄口しょうゆ 大さじ2

作り方

❶米はといで30分水につけ、ざるに上げて水気を切る。

❷サツマイモは1.5センチ角に切り、水に数分さらし、ざるに上げて水気を切る。

❸サケは塩をふって魚焼きグリルまたはフライパンで焼き、皮と小骨を取ってほぐす。

❹炊飯器に①②と塩昆布、Aを入れて炊く。

❺炊き上がったら③を上にちらし、フタをして5分ほど蒸らす。

❻茶わんによそい、小口切りにしたミツバをちらす。(全量1621キロカロリー)

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=来週はタサン志麻さんが料理を披露します。…

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