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安倍元首相銃撃事件を機に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に改めて注目が集まっています。

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細田議長、旧統一教会で追加説明も再び会見なし 問われる資質

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衆院本会議を終え、国会を出る細田博之衆院議長=国会内で2022年10月6日午後4時49分、竹内幹撮影
衆院本会議を終え、国会を出る細田博之衆院議長=国会内で2022年10月6日午後4時49分、竹内幹撮影

 細田博之衆院議長は7日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自身の接点に関する追加説明の文書を議長公邸で衆院の山口俊一議院運営委員長らに手渡した。だが、記者会見は開かず、与野党からの「説明不足」との批判が収まる気配はない。細田氏はこれまでにも「1票の格差」是正のための衆院小選挙区「10増10減」案に否定的な発言やセクハラ疑惑が問題化しており、「議長の資質」を問う声が強まっている。

 細田氏は自民党内でも特に教団との接点が多い清和政策研究会(安倍派)の元会長で、7月の安倍晋三元首相銃撃事件以降、教団との関わりが報道でたびたび取りざたされてきた。だが、自民党は議長就任に伴い会派を離れている細田氏を旧統一教会に関する全党調査の対象外としており、細田氏自身に説明を求める声が高まった。

 これを受け、細田氏は9月29日、関連会合に計4回出席したなどとするA4用紙1枚の文書を公表した。教団と関係が深い「日本・世界平和議員連合懇談会」の名誉会長に就任したことを認め、関連団体が「選挙において私を支持するとの意向があったことは事実」とも文書に記した。

 だが、選挙で実際に支援を受けたのか▽なぜ会合に招待されたのか▽議連の役員にどのような経緯で就いたのか――などについての具体的言及はなく、「今後、適切に対応してまいりたい」と結んだ。

 この細田氏の公表に対して…

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