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洋上風力発電を巡り新潟県の「村上市・胎内市沖」の海域が、再生可能エネルギー海域利用法に基づき国が発電施設を優先整備する「促進区域」に指定された。県など地元の取り組みが評価されたもので、国は今後、発電事業者の公募手続きを進める。早ければ2023年中にも事業者が決まる見通しだ。【内田帆ノ佳、露木陽介】
洋上風力発電は海上に設置した巨大な風車で発電する再生可能エネルギーの一つ。促進区域に指定された海域は村上市の岩船港付近から胎内市と新発田市の市境にかけての沖合で、年間通じて風が吹き水深も30メートル程度と遠浅の条件が、風車の土台を海底に固定する「着床式」の洋上風力発電の適地とされる。
この海域は21年9月に国から洋上風力発電の「有望な区域」に選定されていた。県と地元自治体や漁業関係者、有識者などで構成する法定協議会は、発電施設を活用した地域振興、サケなど漁業資源への影響などについて協議し、今年6月「促進区域として指定することに異存なし」との意見をまとめた。
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