道鏡ゆかりの由義寺 弓削寺を解体、異例の大規模建て替えか 大阪

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由義寺の遺構(地層の上部)の下層から見つかった、弓削寺とみられる遺構(地層の下部)=大阪府八尾市提供
由義寺の遺構(地層の上部)の下層から見つかった、弓削寺とみられる遺構(地層の下部)=大阪府八尾市提供

 奈良時代の女帝、称徳天皇と僧侶の道鏡が建立したとされる「由義(ゆげ)寺」の遺構を調査していた大阪府八尾市は7日、遺構の下から、別の建物の土台部分にあたる基壇が見つかったと発表した。由義寺の前身で、道鏡の氏寺「弓削(ゆげ)寺」の遺構とみられる。既存の建物を解体・整地し、大規模な塔に建て替えた可能性があり、異例の建立過程が判明した。称徳天皇はこの地に都を造ろうとしたとされ、道鏡の影響力の大きさをうかがわせる発見だ。

 市によると、新たに見つかった基壇は東西約17メートルで、南北は不明。由義寺の基壇の下層にあり、造成は粘質土と砂質土を交互に重ねて固める「版築(はんちく)」という工法が用いられていた。弓削寺の塔の可能性が高いが、それ以外の建物だったことも考えられる。

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