150年前に開業 日本初のターミナルは?象徴としてたたずむSL
毎日新聞
2022/10/7 17:00(最終更新 10/7 20:03)
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1872(明治5)年10月14日。この日、日本最初の鉄道が開業した。150年たった今も、鉄道は私たちの生活から切り離すことができない存在だ。その歴史を探るために欠かせない、ある駅を訪ねた。そこで働く人たちは特別な思いを感じるのだろうか。ちょっとした疑問を抱えながら。
山手線や東海道線が通るJR新橋駅(東京都港区)は、サラリーマンたちでにぎわう飲食店街が周囲にあることでも知られる。1日平均の乗降者数は約33万4800人。多くのビルに囲まれた場所にある駅の改札を出てすぐ、待ち合わせスポットになっている「SL広場」は、この駅が他の駅にはない歴史を持っていることを教える。
「汽笛一声 新橋を」。鉄道唱歌の歌い出しに登場する新橋駅は150年前、日本で初めてのターミナル駅として開業の日を迎えた。当時、「陸蒸気(おかじょうき)」と呼ばれた列車は、横浜駅(現在の桜木町駅)までの29キロを約1時間で駆け抜けた。
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