東国原氏も表明 宮崎知事選、異例の構図の背景は 告示まで2カ月

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東国原英夫氏(左)の後任で宮崎県知事に就任した河野俊嗣氏=宮崎市の県庁で2011年1月21日午前10時38分、石田宗久撮影
東国原英夫氏(左)の後任で宮崎県知事に就任した河野俊嗣氏=宮崎市の県庁で2011年1月21日午前10時38分、石田宗久撮影

 任期満了に伴う宮崎県知事選は12月8日の告示まで2カ月となる。これまでに立候補を表明しているのは現職の河野俊嗣氏(58)=3期目=と前職の東国原英夫氏(65)で、かつては知事、副知事として県政運営に携わった仲だ。東国原氏が1期で退任して約12年。異例の構図となった背景には何があったのか。

 「古里・宮崎を地方のトップにしたい」。9月中旬に延岡市で開いた集会で、東国原氏は約130人を前に訴えた。8月17日の出馬表明以降、東国原氏は県内各地を回り、選挙に向けた準備を進めている。

 東国原氏は2007年1月、当時の知事が官製談合事件で辞職したことに伴う知事選で初当選した。出馬の際は「そのまんま東」の芸名だった。就任後は「宮崎をどげんかせんといかん(どうにかしないといけない)」というフレーズとともに、自身が広告塔になって地鶏など特産品のトップセールスに走り、売り上げ増に貢献した。

 しかし2期目は出馬せず…

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