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ヘイトスピーチ

特定の民族や人種など人の尊厳を傷つけるヘイトスピーチは、どんな形であっても許されません。なくすためにはどうする?

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「暴れるな朝鮮人」は問題なし? 対策の抜け穴突く“選挙ヘイト”

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街頭演説での差別的な言動に抗議するため駆けつけた男性が手にした「選挙(便乗)ヘイト監視中」のプラカード=川崎市川崎区で2022年6月23日、後藤由耶撮影
街頭演説での差別的な言動に抗議するため駆けつけた男性が手にした「選挙(便乗)ヘイト監視中」のプラカード=川崎市川崎区で2022年6月23日、後藤由耶撮影

 「暴れるな朝鮮人」。今夏の参院選で候補者を応援する運動員が、そのような発言の街頭演説をし、同様の文言のプラカードを掲げて回る陣営があった。差別問題に詳しい専門家は「ヘイトスピーチ対策から抜け落ちた『ある属性に対する危険性の強調』という類型に当たり、特定の集団への攻撃を誘発する典型的なヘイトスピーチになり得る」と問題視する。政策を訴えて討論し、民主主義の根幹となる選挙戦で、こうした発言が繰り返された「選挙ヘイト」の現場を追った。

 参院選が公示された翌日の6月23日。川崎駅前に選挙カーが横付けされた。差別をあおる主張が裁判などでヘイトスピーチ認定されてきた「在日特権を許さない市民の会(在特会)」元会長、桜井誠氏が党首の政治団体「日本第一党」から神奈川選挙区に立候補した萩山あゆみ氏(得票率0・2%で22人中最下位)の陣営だ。周辺では、市民10人ほどが「選挙(便乗)ヘイト監視中」などと書かれたプラカードを手にヘイトスピーチを警戒する。助手席でマイクを握る同党最高顧問の瀬戸弘幸氏(選挙後、自身のブログで「最高顧問を辞めた」と投稿)が候補者名や政策…

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【ヘイトスピーチ】

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