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習近平の中国

習近平体制は党大会を経て3期目が始動。権力集中が加速する異例の長期政権は、どこに向かうのでしょうか。

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「習近平思想」を「毛沢東思想」級に格上げ? 中国で7中全会開幕

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中国の習近平国家主席=2019年11月14日、AP
中国の習近平国家主席=2019年11月14日、AP

 中国共産党の第19期中央委員会第7回総会(7中全会)が9日、北京市内で開幕した。16日から始まる第20回党大会に向け、議題となる党規約改正案や、習近平総書記(国家主席)の活動報告案を審議する。習氏の3期目入りに合わせて、習氏の理論や思想が盛り込まれた規約改正案が承認される見通しだ。

 会場とされる施設の周辺では9日午前、無線機や小型カメラを持った多数の公安関係者や私服警官が警備にあたり、物々しい雰囲気に包まれた。

 党中央政治局は9月9日の会議で、「党大会の報告で確立される重大な理論の観点と戦略思想を党規約に盛り込む」方針を確認。2017年の前回党大会で、すでに習氏の名前を冠した「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」が行動指針として明記されているが、今大会では「習近平思想」に短縮し、「毛沢東思想」と並ぶ形に格上げするとの見方も出ている。

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【習近平の中国】

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