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コンピューターで設計した立体物を印刷するように造形する3Dプリンター。近年は世界で金属への活用が進み、航空機や産業機器の部品など最終製品に使われるまでになっているという。金属加工などを手掛けるODEC(オデック)はその可能性に着目し、最先端の金属3Dプリンターを県内で初めて導入した。社長の中昌紀さん(49)は「AMの世界でパイオニアになれるのではという思いがあった」と話す。
AMとは「Additive Manufacturing」の略で、付加製造や積層造形と訳される。材料を削って作る従来の加工とは対照的に、材料を足しながら造形する方法を指す。ODECが採用した「パウダーベッド方式」の金属3Dプリンターを例にすると、平らに敷いた金属粉末にレーザーを照射し、1層ずつ設計した形状に結合させ、積み上げて目的の構造物を作り出す。残った金属粉末は再び材料になるのでロスも少ない。
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