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日本百名サ

コロナ禍でも、サウナ人気は高まる一方。研究家・草彅洋平さんが、お薦めのサウナやその楽しみ方を紹介します。

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日本百名サ

恵みの湯 植物のアロマに包まれ=草彅洋平

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ハーブや入浴剤を調合する研究室を持つ「恵みの湯」=筆者撮影
ハーブや入浴剤を調合する研究室を持つ「恵みの湯」=筆者撮影

 いま空前の「サウナ」ブームだ。老若男女がサウナ巡りにいそしみ、東大にまでサウナサークルが存在している。ところがそんなサウナがいつ日本にやってきたのか? どのように定着したのか? 研究している人は皆無だった。

 そこで僕は自らサウナと日本人の接点を調べ、昨年、自費で「日本サウナ史」を出版した。サウナ定着のきっかけとなったのはオリンピック。日本が1912年に初参加して以降、代表選手たちがその効能に注目した。日本のサウナブームは、110年以上続く息長いものだったのだ。

 本連載では、日本全国に1万カ所近くあるというサウナを僕が巡り歩き、その中からとっておきの施設を厳選し紹介する。各地に点在する名サ(愛好家は、サウナを「サ」と略称で呼ぶのだ)の数々をぜひ知ってもらいたい。

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