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ザポロジエ原発 外部電源復旧も砲撃で高まる原子力事故の危険性

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ウクライナ・ザポロジエ原発
ウクライナ・ザポロジエ原発

 国際原子力機関(IAEA)は9日、ロシアに占拠されたウクライナ南部のザポロジエ原発(ザポロジエ州エネルゴダール)で外部電源が復旧したことを発表した。ただし「原発への電力供給は依然として危うい状況にある」として、断続的に続く原発や周辺地域への砲撃を停止するように求めている。

 IAEAは8日、ザポロジエ原発が砲撃されて、送電線が損傷した結果、冷却に必要な電力を供給する外部電源を失い、非常用のディーゼル発電機が起動されたと明かしていた。この時点で、ディーゼル発電機の燃料は少なくとも10日分が貯蔵されていたという。

 9日の声明では、ウクライナの職員たちが復旧作業に当たり、外部電源を回復させたと指摘。そのうえで「ザポロジエ原発が建てられている地域は、ほぼ毎日、砲撃されている。即時に砲撃をやめるべきだ」(グロッシ事務局長)と訴えている。ただしロシアとウクライナのどちらが砲撃しているのかには踏み込んでいない。

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