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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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「違法な併合」非難決議案を採決へ 国連総会緊急会合

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ウクライナ情勢をめぐって開かれた国連総会の緊急特別会合=米ニューヨークの国連本部で2022年10月10日(国連提供)
ウクライナ情勢をめぐって開かれた国連総会の緊急特別会合=米ニューヨークの国連本部で2022年10月10日(国連提供)

 国連総会(193カ国)は10日、ロシアによるウクライナ侵攻を協議する緊急特別会合を再開させた。ロシアによるウクライナ東・南部4州の「違法な併合の試み」を非難する決議案を早ければ12日にも採決にかける見通し。国連総会の決議は、国際社会の政治的な意思を示す意味があり、欧米はロシアの孤立ぶりを改めて浮き彫りにしたい考えだ。ただ、決議に法的拘束力はない。

 国連外交筋によると、ロシアは「西側の働きかけで自国の立場を公に示すのが難しくなるかもしれない」などと主張し、無記名投票で採決するよう各国に働きかけていた。この日の会合で、アルバニアが「ロシアの提案は国連総会の透明性を脅かすものだ」として、公開投票の実施を要請。採決の結果、賛成107、反対13、棄権39で公開投票が決まった。反発するロシアは無記名投票を求めたが、否決された。

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【ウクライナ侵攻】

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