海中に色鮮やかな盆栽 サンゴが重なり合って作る造形美
毎日新聞
2022/10/12 06:00(最終更新 10/12 06:00)
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まるで盆栽です。でも、ここは沖縄・慶良間諸島の海中。盆栽の松やコケ、鉢のように見えているのはサンゴです。
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松のように、枝ぶりよく天に向かって伸びているのは「リュウキュウイソバナ」。高さ約1メートル。最大で1・5メートル程度まで成長します。ソフトコーラル(軟質サンゴ)の一種で、名のとおり沖縄県周辺でよく見かけます。強い光を当てるとバラのような赤い色が鮮やかに浮かび、ケラマブルーと呼ばれる独特の青い水中で映えます。
古くから貴重な装飾品として取引されてきた「赤珊瑚(あかさんご)」の元になる「宝石サンゴ」に似ていますが、宝石サンゴは深海で成長するハードコーラル(硬質サンゴ)。別の種類です。
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