心と体で感じたSLの魅力 耳の不自由な鉄道写真家が個展

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自身の作品と並ぶ鉄道写真家の持田昭俊さん=東京都中央区銀座3のキヤノンギャラリー銀座で2022年10月7日午後0時53分、小林遥撮影
自身の作品と並ぶ鉄道写真家の持田昭俊さん=東京都中央区銀座3のキヤノンギャラリー銀座で2022年10月7日午後0時53分、小林遥撮影

 14日に鉄道開業150年を迎えるのを記念して、幼い頃に蒸気機関車(SL)に魅了された東京都葛飾区の鉄道写真家、持田昭俊さん(62)が写真展「響煙 蒸気機関車」を中央区銀座3のキヤノンギャラリー銀座で開いている。耳が不自由な持田さんが心と体で感じたSLの魅力を27点の写真で伝えている。

 持田さんは1歳の時、高熱が原因で耳が聞こえなくなった。4歳から電車でろう学校に通学を始め、学校のある亀戸駅のホームで行き交うSLのD51形とC57形が煙を上げる様子を見るようになった。その力強い姿に勇気を感じ、鉄道に引き込まれたという。

 高校1年の時に両親から一眼レフカメラを買ってもらい、鉄道を追いかけるように。1987年に初の個展を開催し、鉄道写真家としてデビューした。以来、35年にわたり鉄道一筋でカメラを構えてきた。

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