兵庫・明石市長に不信あらわ 市議会特別委が一般会計決算不認定

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兵庫県明石市の泉房穂市長=国会内で2019年5月21日、川田雅浩撮影
兵庫県明石市の泉房穂市長=国会内で2019年5月21日、川田雅浩撮影

 兵庫県明石市議会決算特別委員会は11日、2021年度一般会計の決算を不認定とした。全市民に5000円分のクーポンを配布した事業(事業費16億6100万円)について委員から「税金を無駄遣いした」などと批判が出た。同特別委は議長を除く全議員で構成されており、12日の本会議でも不認定となる見通し。

 議会は20年度決算を初めて不認定としており、2年連続の異常事態となる。予算執行には影響しない。

 林健太委員(自民)はクーポン配布事業に関して「継続審議とした議会を無視して専決処分し、税金を無駄にした。第2弾の同事業では、競争入札したことなどで事務費が9300万円削減できた」と指摘。プレミア付き商品券事業についても「当初予算の事業費3億円が議決されたのに未執行なのは納得できない」と不認定の理由を説明した。

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