そもそも「マイナ保険証」とは? 患者の利点と普及のカギ

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
マイナンバーカードの読み取り機=東京都千代田区で2021年1月26日、原田啓之撮影
マイナンバーカードの読み取り機=東京都千代田区で2021年1月26日、原田啓之撮影

 河野太郎デジタル相は13日、2024年秋に現行の健康保険証を廃止してマイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」に切り替えると発表した。事実上のカード義務化を急ぐ背景には、普及が進まず社会のデジタル化が遅れることへの危機感がある。情報流出などカード取得に不安を抱く人も多く、丁寧な説明や対応が求められる。

読み取り機導入、いまだ31%

 マイナ保険証は、医療機関や薬局の窓口に設置した専用の読み取り機で本人確認を行う。患者の同意があれば、過去の特定健診の情報や処方薬の情報が把握でき、治療に生かしたり、重複や過剰な調剤を避けたりできる利点がある。ただ…

この記事は有料記事です。

残り675文字(全文950文字)

あわせて読みたい

ニュース特集