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大阪府の職員OBらが「特例」の手続きで外郭団体の府指定出資法人の役員に天下っていた問題で、条例で義務づけられている「人材バンク」への登録を府が代行するケースがあることが府人事課への取材で判明した。代行登録の場合、本人にも知らされていなかった。府は人材バンクを利用した再就職なら特例手続きでも条例違反にはならないと主張するが、こうした代行登録などの手法に複数のOBからも疑問の声が出ている。
大阪府では2012年、府が一定額を出資する指定出資法人(現在は20法人)などの外郭団体への天下りを制限し、現役職員による再就職あっせんを禁じる府職員基本条例が施行された。OBらが指定出資法人に再就職するには、府が運営する人材バンクに登録する必要があり、14年からは法人側も人材バンクに求人を出すだけでなく、ハローワークなどを通じて公募するルールとなった。OBらは、人材バンクへの求人情報から希望する…
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