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米ホワイトハウスは12日、バイデン政権の外交・安全保障政策の指針となる「国家安全保障戦略(NSS)」を公表した。中国を「国際秩序を変える意図と能力を備えた唯一の競争相手」と位置づけ、「最も重大な地政学的な挑戦だ」と指摘した。ウクライナ侵攻を続けるロシアは「自由で開かれた国際システムに対する直接的な脅威」と非難。目先の直接的な脅威であるロシアを抑制し、中長期的な競争相手である中国に打ち勝つ方針を掲げた。
NSSは、時の政権が外交、経済、軍事などさまざまな分野にまたがる安全保障上の優先事項を包括的に明示するもので、国家防衛戦略(NDS)や核態勢見直し(NPR)など各分野の戦略文書の基礎になる。バイデン政権としてまとめたのは初めて。今年初めに発表するとみられていたが、ウクライナ侵攻などを受けてずれ込んでいた。
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