物価高でも高級路線が人気? クリスマスケーキ商戦、早くも過熱

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大丸札幌店が販売する「白」をテーマにしたクリスマスケーキ=札幌市中央区で2022年10月4日午前11時42分、今井美津子撮影
大丸札幌店が販売する「白」をテーマにしたクリスマスケーキ=札幌市中央区で2022年10月4日午前11時42分、今井美津子撮影

 物価高騰による値上げラッシュで、消費者の財布のひもは固くなるばかり……と思いきや、クリスマスケーキ商戦が活気を帯びている。新型コロナウイルス禍の「巣ごもり需要」も相まって高級路線が人気というのだ。大丸札幌店(札幌市)では例年より早い10月上旬に予約をスタートさせ、ローソンでは北海道内限定で1万円超の商品も登場。各社が熱い戦いを繰り広げている。【今井美津子】

 ロシアによるウクライナ侵攻や円安の影響で物価の高騰が止まらず、政府は4月、製粉会社に売り渡す輸入小麦価格を平均17・3%引き上げた。ホクレン農業協同組合連合会も生乳価格を11月取引分から値上げを決定。鶏卵卸売り大手の「JA全農たまご」も4月、飼料価格高騰を理由に出荷価格を引き上げている。それにもかかわらず、各店は「強気」の姿勢を崩さないのだ。

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