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担当するフィギュアスケートはシーズンが本格化し、週を重ねるごとに熱を帯びています。新型コロナウイルスの影響による取材制限も次第に緩和され、西へ、東へ出張して選手たちを追っています。毎日新聞デジタルに今秋開設した特設サイト「Fun!フィギュア」を充実させようと、各地を巡り筆を走らせています。【東京運動部・倉沢仁志】
10月8日、さいたまスーパーアリーナでの国際大会「ジャパンオープン」で、ある男子選手のジャンプに視線が集まっていた。17歳のイリア・マリニン選手(米国)。9月に米国で開かれた国際スケート連盟(ISU)の公認大会でクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)を世界で初めて成功させたスケーターだ。
前日の公式練習で4回転半を含む全6種の4回転ジャンプを着氷。次々と繰り出す高さのあるジャンプに、日本のスケート関係者からも驚きの声が上がっていた。迎えた大会本番こそ4回転半ジャンプは、着氷後にバランスを崩して成功とはならなかったが、演技後の記者会見も堂々としたもの。「たまたまうまくいかなかったが(4回転半ジャンプの)入り方などしっかりと感触をつかめていると思っている」と振り返った。
会見では、オリンピックを2連覇し、7月にプロ転向した羽生結弦さん(27)の存在について質問が及んだ。
「私がスケートを始めた当初から羽生選手には大いにインスパイア(感化)されてきた。そもそも4回転半ジャンプを試そうと思ったのも、羽生選手を見てのことです。試してみようと思った時、羽生選手の跳び方を大いに研究して、そこから(自分の)やり方を考えて試したところうまくいった。スケートを始めた当初から彼こそが私のインスピレーションであると感じていました」
そんな言葉を聞きながら、以前取材した、あるコーチのことを思い出していた。
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