特集

ヤクルト

プロ野球・東京ヤクルトスワローズの特集サイトです。

特集一覧

focus プロ野球

自分が抑えるなら 元守護神・五十嵐亮太が見たヤクルト村上宗隆

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
ヤクルトの村上宗隆選手について語る五十嵐亮太さん=東京都渋谷区で2022年9月28日、梅村直承撮影
ヤクルトの村上宗隆選手について語る五十嵐亮太さん=東京都渋谷区で2022年9月28日、梅村直承撮影

 今季プロ野球リーグ戦で史上最年少3冠王に歴代2位のシーズン56本塁打など、数々の活躍を見せてきたヤクルトの村上宗隆選手(22)。チームメートでもあった元投手の五十嵐亮太さん(43)は解説者として、村上選手の試合を多く見てきた。偉大な打者に成長した後輩について、どう感じているのだろうか。

 今季の村上選手を投手目線で見た時、一番やっかいなのはボール球を振らないことだろう。ストライクが欲しい場面で、際どいボール球を見逃す、甘い球を確実に打ち返すとなると、投げるのが怖くなってくる。投手がネガティブな心境になってしまうような空間をしっかり作り上げている。その時点で、村上選手は優位に立っている。

 どのチームもいろいろな工夫をして、一通りの「村上対策」はしている。基本的には変化球はボール球を振らせたいと思うが、そればかりだと簡単に見逃されてしまう。どこでストライクをとるか、そのタイミングが大事になる。

 例えば、ボール球を見せておいて、いきなり真ん中の直球になると、打者はバッテリーの攻め方が分からなくなる。僕が投手ならどうするか、ということもいろんな人と話して考えたが、…

この記事は有料記事です。

残り1134文字(全文1619文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

ニュース特集