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本塁打を放った時にもない、満面の笑みがヤクルト・村上宗隆からこぼれた。懸命に走って相手のミスを誘い、気迫のこもったヘッドスライディング。これで試合をひっくり返した。「とにかくこの短期決戦は勝てればいい。状態がいい人も悪い人も勝ちに向かって頑張っているので、チーム一丸、頑張ります」と話していた通りのプレーを見せた。
2点を返して1点差とした七回2死満塁。村上は打席で粘り、阪神・浜地真澄の6球目を打つと、ボテボテの投手横へのゴロになった。それでも諦めない。一塁に頭から突っ込むと、打球を処理した浜地の一塁へのトスが大きくそれ、ファウルゾーンに転がった。その間に一気に3人が生還した(記録は安打と投手の失策)。村上は土で汚れたユニホーム姿で大きくガッツポーズ。勝利への執念を激走で表した。
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