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沖縄県の米軍基地周辺の河川や湧き水から発がん性が疑われる有機フッ素化合物が高濃度で検出されている問題で、市民団体は15日、県内の住民を対象にした調査の結果、有機フッ素化合物の血中濃度が最大で全国平均の14倍に達したと発表した。市民団体は原因の特定や健康リスクの解明のため、国や県に基地内の立ち入り調査や大規模な疫学調査の実施を求めている。
調査は、県内の環境学者らでつくる「有機フッ素化合物(PFAS)汚染から市民の生命を守る連絡会」が、原田浩二・京都大准教授(環境衛生学)の協力を得て6、7月に実施。米軍基地を抱える5市町(沖縄市、宜野湾市、嘉手納町、金武(きん)町、北谷(ちゃたん)町)と、比較のために基地が所在しない本島北部の大宜味(おおぎみ)村で、18歳以上の計387人の血液を採取した。
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