特集

宝塚歌劇

100年を超えてなお、世代を超えて多くのファンを魅了する宝塚歌劇。関連するニュースをお届けします。

特集一覧

銀橋のきらめき

タカラヅカ余話 絢爛装置と見事な演技 中国歴史ロマン「蒼穹の昴」

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷

 浅田次郎原作の中国歴史ロマンを舞台化した雪組公演、グランド・ミュージカル「蒼穹(そうきゅう)の昴(すばる)」(原田諒脚本・演出)が宝塚大劇場で上演中です。日中国交正常化50周年というタイミングにふさわしい気合のこもった大作で、本物そっくりに再現された紫禁城の絢爛(けんらん)豪華な舞台装置の中で、彩風咲奈、朝美絢、そしてこの作品が退団公演となる朝月希和の3人が扮(ふん)する主人公たちの流転の人生がスケール感たっぷりに展開されます。

 19世紀後半の中国、落日の清王朝が舞台。幼なじみながら対照的な2人の青年、文秀(ウェンシウ、彩風)と春児(チュンル、朝美)が、占師の老婆(京三紗)の予言通り、国を動かす重要な地位に上り詰めていく数奇な運命を中心に描きます。欧米列強や日本の進出に揺れる西太后(一樹千尋)とその甥(おい)、光緒帝(縣千)のそれぞれを擁立する守旧派と改革派が対立し、紫禁城内の政治的な権謀術数ドラマを絡めた骨太なストーリ…

この記事は有料記事です。

残り745文字(全文1162文字)

【宝塚歌劇】

時系列で見る

あわせて読みたい

マイページでフォローする

ニュース特集