柔道・阿部詩が「最初で最後」の学生大会出場で笑顔

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柔道の全日本学生体重別団体優勝大会で躍動した日体大の阿部詩(右)=兵庫県のベイコム総合体育館で2022年10月15日午後4時20分、生野貴紀撮影
柔道の全日本学生体重別団体優勝大会で躍動した日体大の阿部詩(右)=兵庫県のベイコム総合体育館で2022年10月15日午後4時20分、生野貴紀撮影

 7階級で構成するチームで柔道大学日本一を争う男子第24回、女子第14回の全日本学生体重別団体優勝大会(毎日新聞社、全日本学生柔道連盟主催)が15日、兵庫県尼崎市のベイコム総合体育館で開幕した。日体大は世界選手権タシケント大会の女子52キロ級で優勝した阿部詩(4年)が出場した。

 ウズベキスタンでの快挙からわずか8日で、日体大の阿部詩(4年)は地元・兵庫の畳に立った。立て続けにあった3戦を全勝で締め「学生の大会に出るのは最初で最後。違った緊張感と新鮮さがあった」とほほえんだ。

 世界女王が同じ学生相手に不覚を取るはずもなかった。1、2回戦と合わせ技一本で難なく退けた。圧巻は準々決勝の東海大戦。開始12秒で一本背負いを決める早業で圧勝した。チームは6月の全日本学生優勝大会覇者の壁を越えられず敗退が決まったが、「いつも畳の上は1人。仲間がいて心強かった」と充実感を漂わせた。

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