現役海女、磯の魅力語る 志摩の広岡さん、新井さん 鳥羽・海の博物館 /三重

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道具を使ってアワビのとり方を説明する現役海女の広岡里枝さん(中央)と新井圭織さん(左)=三重県鳥羽市の市立海の博物館で2022年10月15日、下村恵美撮影
道具を使ってアワビのとり方を説明する現役海女の広岡里枝さん(中央)と新井圭織さん(左)=三重県鳥羽市の市立海の博物館で2022年10月15日、下村恵美撮影

アワビと知恵比べ 油断しているときに岩からはがす

磯焼けに危機感 海藻少なく取っても痩せてガリガリ

 鳥羽市立海の博物館(同市浦村町)で15日、現役海女が磯の魅力を語るイベントがあった。志摩市阿児町志島(しじま)のベテラン海女、広岡里枝さん(76)と、9年前に海女を志望して大阪府から移住した新井圭織さん(38)が、アワビとの「知恵比べ」や、磯の環境の変化を語り、参加者が熱心に聴き入った。【下村恵美】

 海女歴50年以上の広岡さんは、道具の使い方を説明しながら「潜ってアワビを見つけたとしても触ると、アワビは取られたくないと余計に岩にひっついてしまう。だから、アワビが油断しているときに岩からはがす」とユーモアたっぷりに話した。

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