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第81期名人戦

第81期名人戦は、渡辺明名人は4連覇を懸け、藤井聡太王将は名人獲得の最年少記録更新を懸けた戦いに。解説付き棋譜中継は「七番勝負棋譜速報」からご覧いただけます。

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第81期名人戦A級順位戦 広瀬章人八段-稲葉陽八段 第16局の1

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気分をよくして

 3回戦を終えて全勝者ゼロ、2勝1敗で6人が並んだ。大本命の藤井聡太王将が早くも敗れたことで、今期の挑戦権争いは混戦の様相だ。

 4回戦の広瀬―稲葉戦は11日、名古屋将棋対局場で行われた。所属は広瀬が東京、稲葉が関西。藤井を除く東西交流戦ではA級唯一の名古屋対局だ。

 竜王戦七番勝負は広瀬が開幕戦を制した。スーパースター藤井竜王に挑むに当たり、戦前、「挑戦者の私が頑張らないと盛り上がらない」と話していた。まさに有言実行。勝利から3日後、広瀬は気分をよくして名古屋入りしただろう。

 角換わり模様の出だしから後手の稲葉が角道を止めた。真正面からの研究将棋は避け、比較的定跡の整備されていない形を選んだ。その代償として受け身になりやすい。

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