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陸上自衛隊郡山駐屯地(福島県)に所属していた元1等陸士、五ノ井里奈さん(23)が複数の男性隊員から性暴力を受けていた問題で、関与した隊員たちが17日、五ノ井さんに会って直接謝罪した。今後、防衛省はどのように再発防止に取り組むべきか。自衛隊の組織文化や、とるべき対策について、防衛大学校出身で自衛官に関する著書があるフリーランス記者の松田小牧さんに聞いた。【聞き手・日下部元美】
――五ノ井さんの告発をどう受け止めましたか。
◆このようなことがあってはならず、五ノ井さんの苦痛はいかばかりかと憤りを感じた。五ノ井さんの行動する勇気に敬意を持っている。告発後、自衛官たちを取材すると「こんなことがあってはならない」「こんな事案は自分の周りでは聞いたことがない」と言う人がほとんどだった。性被害については「こんなにひどいのは見たことがない」と言う人が多い。一方で皆、自衛隊にはセクハラやパワハラがあ…
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