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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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眼前で息絶えた少年 広島の被爆者が「平和首長会議」で証言へ

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小学生に被爆体験を証言する梶本淑子さん=広島市中区の国立広島原爆死没者追悼平和祈念館で2022年10月12日午後3時37分、中村清雅撮影
小学生に被爆体験を証言する梶本淑子さん=広島市中区の国立広島原爆死没者追悼平和祈念館で2022年10月12日午後3時37分、中村清雅撮影

 忘れられない表情がある。少年はやけどで全身が真っ赤にただれ、ちぎれた片腕を必死に抱えて立っていた。悲しみで顔はゆがみ、崩れるように倒れ、息絶えた。被爆者の梶本淑子(よしこ)さん(91)=広島市西区=が原爆投下後、目の当たりにした光景だ。国内外の都市代表が核兵器廃絶を話し合う19日開幕の「平和首長会議」総会で体験を証言し、ロシアのウクライナ侵攻など核兵器の使用リスクが高まっている現状に警鐘を鳴らす。

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【広島・長崎原爆】

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