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円安と物価高

日本の物価が上がっています。円安・ドル高もコスト上昇に拍車をかけ、賃上げの動きも見られます。

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新米価格3年ぶり上昇 外食需要の回復や転作加速が後押し

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稲刈りの様子=埼玉県上尾市で2020年9月
稲刈りの様子=埼玉県上尾市で2020年9月

 農林水産省は18日、2022年産の新米が出回り始めた9月の出荷業者と卸売業者の相対取引価格を発表した。全銘柄の平均は玄米60キロ当たりで前年同月より約5%高い1万3961円で、3年ぶりの値上がりとなった。新型コロナウイルス禍から外食需要が回復してきたことに加え、主食用米から飼料用米や麦、大豆への転作が進んだことで過剰感が和らいだ。

 食品や日用品などで値上がりが相次ぐ中、コメでも相対取引価格の上昇がスーパーなどの店頭に波及すれば、消費者にとってはさらなる打撃となる。ただ農家の経営は、ウクライナ危機や円安による肥料や燃料などの生産資材の高騰で圧迫されている。新米価格は上昇したが、21年産まで2年連続で下落した分までは回復しておらず、厳しい状況が続きそうだ。

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【円安と物価高】

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