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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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ロシア、イラン製兵器に依存 キーウ攻撃で無人機、ミサイルも輸入か

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上空に飛来する軍事用無人機を撃ち落とそうとする警官たち=ウクライナの首都キーウで2022年10月17日、ロイター
上空に飛来する軍事用無人機を撃ち落とそうとする警官たち=ウクライナの首都キーウで2022年10月17日、ロイター

 ウクライナ侵攻を続けるロシアは17日、首都キーウ(キエフ)などを攻撃した際にイラン製とみられる無人機を投入した。ロシアはイラン製ミサイルの輸入も検討していると報じられており、兵器購入でイランへの依存を深める実態が浮き彫りになっている。

 ウクライナメディアの「ウクラインスカ・プラウダ」によると、同国の空軍報道官は16日夜から17日昼までに、43機の無人機が領空を侵犯してきたが、37機を撃墜したと報告。17日夜には更に8機を撃ち落としたことも明かした。しかし17日のキーウでは無人機が集合住宅に突っ込むなどして、妊娠中の女性が犠牲になっており、全土で少なくとも8人が死亡した。

 ロシア、イランの両政府は繰り返し否定しているが、ロシア軍は「シャヘド136」などイラン製無人機を購入している模様だ。機体を塗り直し、ロシア語で使うキリル文字を表記したうえで、9月からウクライナの戦線に投入し、民間インフラや集合住宅などを攻撃しているとみられる。

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【ウクライナ侵攻】

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