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丁寧?それともゴールが遠い? サッカーWEリーグ22日開幕

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WEリーグキックオフカンファレンスに登場した全11クラブの選手たちと高田春奈チェア(中央)=日産スタジアムで2022年10月17日午後2時3分、三浦研吾撮影
WEリーグキックオフカンファレンスに登場した全11クラブの選手たちと高田春奈チェア(中央)=日産スタジアムで2022年10月17日午後2時3分、三浦研吾撮影

 サッカーの女子プロリーグ「WEリーグ」は22日、2季目が開幕する。女性監督は2人で、9月下旬に就任した高田春奈チェアは自身のキーワードとして「魅せる」を掲げた。昨季の試合分析データからは、米国リーグなどと比べて得点のチャンス数が少ないことなどが判明。課題を監督同士で共有し、底上げを目指す。

 「ライバルだが仲間」――。そう題した監督フォーラムを9日、長野市内で開催した。アマチュアの「なでしこリーグ」時代の2020年、最強国・米国の「ナショナル・ウーマンズ・サッカーリーグ」(NWSL)、実力を伸ばしているフランスリーグ、昨季のWEリーグについて統計データを比較。WEリーグテクニカルアドバイザーの小野剛さん(日本サッカー協会元技術委員長)が分析し、内容を報道陣にも伝えた。

 1試合当たりの枠内シュート数は、WEリーグが4・77本だったのに対し、米国は4・84本、フランスは5・25本だった。シュートに至るまでのパス本数はそれぞれ約48本、約37本、約40本、クロスの成功率は約28%、約24%、約25%。小野さんは「丁寧にパスをつなぐのは日本のスタイルだが、世界は少ないパス数で直線的にゴールに結びつく。もっともっとゴールに向かってくるサッカーに、いや応なく対面させられる」…

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