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円安と物価高

日本の物価が上がり始めました。円安・ドル高もコスト上昇に拍車をかけ、商品・サービスの値上げラッシュが続いています。

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モノ買えば…懐寒し、秋の風 値上げラッシュ続く 企業努力限界

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親子連れがすしを食べるテーブルの上には、値上げと値下げを示すメニューが張られていた=東京都足立区のくら寿司足立栗原店で2022年10月4日午後0時24分、丸山博撮影
親子連れがすしを食べるテーブルの上には、値上げと値下げを示すメニューが張られていた=東京都足立区のくら寿司足立栗原店で2022年10月4日午後0時24分、丸山博撮影

 心躍る季節はどこへやら。食欲の秋、行楽の秋と楽しみは数あれど、今年はやっぱり値上げの秋だ。10月は食品約6700品目の値上げと聞けば、懐も寒くなる。安値を看板にする店舗や生産の現場を巡り、物価高の現状を探った。

 向かったのは、東京都足立区の大通り沿いにある回転ずし「くら寿司」。1984年に回転ずし事業を始めて以来こだわり続けた「1皿100円(税抜き)すし」が姿を消し、10月から値上げしたと聞き、確かめに来た。

 しかし、まず目に入ったのは、駐車場に立つ「できたてシリーズ値下げ」というのぼり。想定外の状況に戸惑い、広報の辻明宏さんに理由を聞いた。1番人気のマグロなど約50種類を税込み110円から115円に値上げした一方、220円の高値の皿を一部165円に下げたという。

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【円安と物価高】

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