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GPシリーズ開幕 本田武史さんが語る「五輪翌シーズン」のポイント

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ジャパンオープンのオープニングで笑顔を見せる坂本花織(右端)、紀平梨花(中央奥)、宇野昌磨(手前左)、三浦佳生(同右)=さいたまスーパーアリーナで2022年10月8日、吉田航太撮影
ジャパンオープンのオープニングで笑顔を見せる坂本花織(右端)、紀平梨花(中央奥)、宇野昌磨(手前左)、三浦佳生(同右)=さいたまスーパーアリーナで2022年10月8日、吉田航太撮影

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズが開幕し、米国で21~23日にあった第1戦のスケートアメリカでは女子の坂本花織選手(シスメックス)が優勝し、男子の三浦佳生選手(オリエンタルバイオ・目黒日大高)が2位に入った。シーズン前半の山場となるGPファイナル(12月8~11日、イタリア・トリノ)を経て、4年ぶりの日本開催となる世界選手権(3月22~26日、さいたまスーパーアリーナ)まで熱戦が続く。

 オリンピックの翌シーズンに当たる今季はルール変更に適応することも必要となってきそうだ。2002年ソルトレークシティー五輪4位の本田武史さん(41)に今季の位置づけや展望などを聞いた。【聞き手・倉沢仁志】

 ――五輪翌シーズンの過ごし方は、どのようなものになるでしょうか。

 ◆近年は、五輪後に国際スケート連盟(ISU)がルールを変更する傾向にあります。ISUからの正式なルール変更発表は、総会のある6月下旬ごろですが、その時点で既に多くの選手が次のシーズンのプログラムを作り終えている状況です。「新ルールはこうなるだろう」と予想してプログラムを作ることだってあります。

 そこからすぐ、夏のシーズンが始まるので、本当に選手は手探りな状態で滑りますね。採点するジャッジ側も「こうだろう」とか「これでいいのかな」と模索している印象を受けます。

 ――今回は特に演技構成点の評価項目に変更がありました。

 ◆5項目(スケート技術▽技のつなぎ▽身のこなし▽振り付け▽音楽の解釈)から3項目(構成▽プレゼンテーション=音楽の…

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