特集

円安と物価高

日本の物価が上がり始めました。円安・ドル高もコスト上昇に拍車をかけ、商品・サービスの値上げラッシュが続いています。

特集一覧

貿易赤字拡大、皮肉な実態 「有利」なはずの円安に追い詰められ

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
1ドル=150円台になったことを示す街頭の為替ボード=東京都中央区で2022年10月20日午後4時40分、吉田航太撮影
1ドル=150円台になったことを示す街頭の為替ボード=東京都中央区で2022年10月20日午後4時40分、吉田航太撮影

 日本の貿易収支が半期ベースで過去最大の赤字となったのは、世界的な資源高と、歴史的な円安が要因だ。貿易立国の日本にとって有利とされてきた円安が逆に日本を追い詰めている皮肉な実態がある。

 2022年度上半期(4~9月)の輸入額は前年同期比44・5%増の60兆5838億円となり、過去最大になった。ロシアのウクライナ侵攻などに伴い原油や石炭、液化天然ガスなどのエネルギー価格が高騰した影響を受けた。これに対し、輸出額は同19・6%増の49兆5763億円。伸び率は輸入に比べて緩やかなものにとどまり、貿易赤字の拡大につながった。

 貿易立国として輸出を主力に成長を遂げてきた日本にとって、円安は長く貿易黒字を積み上げるプラス要因だった。円安が進むほど海外での価格競争力が上がり日本からの輸出が増えるためだ。

この記事は有料記事です。

残り846文字(全文1195文字)

【円安と物価高】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集